丸太が積みあがるごとに青空は広がり、僕の心にも陽が射し込んだ

丸太が積みあがるごとに青空は広がり、僕の心にも陽が射し込んだ

大町市美麻の新店舗建設予定地。
本格的な降雪の前に、森林伐採を終えることが出来ました。

伐採前は、うっそうと木々が生い茂っていた林ですが…

どんどんと明るい光が差し込むようになり…

天を衝く、北アルプスの嶺の連なりが顔をのぞかせました。

爺が岳を真正面に望みます。

高さ20mをゆうに超える赤松の伐倒。ド迫力です。(アニメーションですが、スマホによっては画面が動かないようです)

切り倒す木、写真中央あたりにある切り株、ブルドーザーとが、三角形を作るようにワイヤーを掛け、木をチェーンソーで切りながらブルドーザーで引っ張り、木を切り株の方向に倒します。

切り倒す木に1本脚の梯子をかけて、ワイヤーを巻き付けます。
ワイヤーの引っ張る方向を、滑車で変える。原理はシンプルですが、効果は絶大。

作業開始の風景。

しんしんと冷え込んだ朝、肌がぴんと張る午前8時、雪原の中にアタック隊一行のトラックが到着。

クローラーに乗り換え、荷揚げと作業道の確保。

次にベースキャンプを設営、火・水・食料・燃料の確保。

火を起こす時は、木を井形に組んで枝葉で焚きつけますが、あとは太い幹を同じ方向に並べます。カラマツが油を含み、良く燃えます。
私は燃料調達主任を仰せつかるほど、火を絶やさないために大量の薪が必要です。

飲料にペットボトルは不可。雪を溶かした水に浸けてフライパンで温めていたところ、火が回ってボトルの口が溶けてしまいました。
化繊の手袋も、少し熱いものに触れただけで、溶けてしまいました。やはりここは、軍手の出番です。

切り倒した木は、チェーンソーで長さ4m にカットされ、敷地の隅に積み上げられていきます。

積み上げた丸太をクローラーに載せ、トラックまで運びます。

クローラーからトラックに積み替え、搬出完了。

近くでログハウス工房を営む巻田さんから、「曲がった赤松を構造材に使うと味が出るから、取っておくといいよ」とのアドバイスを頂いていたので、6m にカットして確保しておきました。

巻田さんいわく「この曲がり具合が、たまらないね」

さらに「直径 24cm 程度の赤松を乾かせば、半分に切ってテーブルの天板に、厚さ3cm に製材すれば壁板に使えるよ」とのことで、こんな部屋を思い描いて妄想だけ膨らませつつ、無事作業を終えました。

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