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「イサク聖堂」の屋上から見渡すサンクトペテルブルクは、「北のヴェネツィア」だった。

サンクトペテルブルクのメインストリート、ネフスキー大通りの西に建つネギ坊主のような教会、「血の上の救世主教会」と呼ばれます。どうしてこんな、おどろおどろしい名前がつけられたのでしょう。
1881年、「解放皇帝」と呼ばれながらも、次第に反動化していったロシア皇帝・アレクサンドル2世が、ナロードニキ運動の急進化でニヒリズム化したテロリストにより、爆殺さました。
この教会は、彼を追悼するために建立されたものです。


南方向からネフスキー大通り越しに、教会を遠望します。教会の脇を流れるのはグリボエードフ運河。左側に張り出しているのは、ロシア正教会としては珍しい、カトリック風の列柱の回廊を持つ「カザン聖堂」の入り口。


ネフスキー大通りの西端、大ネバァ川のほとりに建つ「イサク聖堂」の内部。丸天井の窓から陽光が差し込み、色彩豊かな聖画や金箔の装飾が明るく輝きます。

イサク聖堂は丸屋根(クーポラ)に上ることができます。屋上に続く階段には、ところどころ段数が刻まれています。

クーポラの周囲をめぐる高さ約60mの回廊からは、市内を360度ぐるりと見渡せます。高層ビルのないサンクトペテルブルグでは、イサク聖堂のクーポラは市内唯一の展望台。

街を見守る女神たち

14:10 から一時間ほどかけて、水上ツアーを楽しみます。

サンクトペテルブルグはネヴァ川河口に広がる都市で、バルト海における重要な港市の位置を占めます。市中心部には運河が縦横に張り巡らされ、その美しい街並みから「北のヴェネツィア」とも称されるほどです。

やはり「水の都」には、こうして船で入って行くのが似合います。

現世の都市というより、水の上に浮く幻想の町のよう。

水の都の守り神
公園の落ち葉が、カラフルなモザイク模様を作ります。
夕食はロシア料理のフルコース


ロシアの代名詞となっているボルシチは、もともとはウクライナの郷土料理。
日本では、ビーツやジャガイモがゴロゴロ入ったシチューのようなイメージがありますが、現地で味わったのは、肉やきのこで丁寧にブイヨンをとり、千切りのビーツやキャベツを煮込んだ、さらっとして滋味深いスープでした。
ボルシチのレシピ>>>

この店の料理は美味しかった
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