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グルジアワイン片手に、空と街だけを見続けていたトリビシの半日


昨夜21:30にアルメニアのエレバン駅を出発した寝台列車は、枕木を数えながら西に向かいます。

04:15  アルメニア出国のパスポートコントロールのため停車。
04:55  発車。
05:45  ジョージア入国のパスポートコントロールのため停車。
08:30     予定の30分遅れでジョージアの首都・トビリシに到着。

トビリシ・セントラル駅 “Tbilisi (Didube) Railway Station” を出て、地下鉄の駅に向かいます。とりあえずは、今夜泊まる「Envoy Hostel」に行き、荷物を預けてしまう予定です。

トビリシの地下鉄は1966年、旧ソビエト連邦で4番目の地下鉄として開業、2路線で総延長26.4 kmに22の駅があります。
旧ソビエト連邦の地下鉄の多くと同様、ほとんどの駅は深い位置にあり、また鮮やかな装飾がされています。

ホステルの下車駅である “Avlabari駅” まで行けるかどうか、”Station Square駅” 前にいた少年たちに尋ねると、口々に何か言いながら、とても賑やかな雰囲気になりました。

ホステルのホームページに載っていた道案内が、英語表現の勉強になったので、地図とともに張り付けておきます。

Arriving at Tbilisi International Airport, catch the N37 bus just outside the terminal (operates 24/7 daily leaving at 35 minute intervals and costs 0.50 GEL) to reach the city centre. The bus route is: Airport highway, Avlabari Metro station, Freedom Square, Rustaveli Ave and the final destination Tbilisi Central Railway Station.

Get off at the Avlabari Metro Station. From here you have the option of either walking (10 min) to the hostel or catching a taxi (around 3 GEL and 2 minutes ride). Walk down Ghvinis St (ie ‘Wine’ St), cross Metekhi bridge till you reach Meidani (official name is Gorgasali Sq), locate the ‘Mukhrani’ wine shop and walk to the street behind it (Samgebro St), walking past the entrance to the St George Armenian Church entrance, turn right into the next street (Saadi St). This street is a steep street leading up to the Narikala fortress. As you walk up you will see the Envoy logo on your right hand side on the junction of Betlemi Street

ホステルのベッドルームは、シンプルだけど機能的。一段ベッドをつなげて二段ベッドに改造してありました。 1泊 28GEL (1,319円) 朝食込み

 

屋上に出ると、トルコから流れてくるムトゥクヴァリ河畔の斜面に開けた、トビリシの街が一望できます。曲線のデザインで目立つ橋は、「平和の橋(The Bridge of Peace)」
トビリシは「暖かい」を意味するトビリ”Tpili”に由来し、温泉と関係があるとされています。

ムトゥクヴァリ川南岸、ソロラキの丘に立つ「ジョージアの母の像 (マザー・オブ・ジョージア)」が徒歩圏内なので、足を伸ばします。
右手には剣を、左手にはワインの杯を持っていますが、「敵には剣で戦い、友にはワインの杯で迎える」という精神を表しています。

ホステルの屋上からの眺めが素晴らしかったので、ソロラキの丘からの帰り道、ワインを買い込んで、屋上でボトルを開けることにしました。
ジョージアでは、紀元前6000年頃の葡萄の種や醸造跡が発見されており、ワイン発祥の地と呼ばれています。古代から伝わる土壺での醸造「クヴェヴリ製法」が2013年にユネスコ無形文化遺産に登録され、同製法で造られるオレンジワインが脚光を浴びています。

トビリシの東側に広がるカヘティ地方は丘陵が多く、気候は乾燥しており、日当たりのよい丘陵斜面はブドウ栽培に好適です。

屋上に陣取り、変わりゆく空の色と、夜の帳に包まれていく街の様子を、ずっと眺めていました。

見下ろせば旧市街の石畳が、街灯の灯りに鈍く輝いています。

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