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世界で最も入場者数の多い美術館、ルーブルを効率よく巡る

ホテルの朝食ビュッフェ(12€)でエネルギー充填。

本日のメインはルーブル美術館です。
地下鉄1・7号線の「ルーブル美術館」駅で下車、ピラミッド型のガラスタワーが建つ正面玄関からではなく、地階へ向かう入口から入ると待ち時間なく入場できます。

入館料 : 11€ (1,168円)

本日の水曜日と、金曜日は21時45分まで開館しており、比較的ゆっくり鑑賞できる穴場の時間帯となっているようです。ライトアップされた建物が、昼間とはまた異なる印象を与えてくれます。

夜間のルーヴル美術館とルーヴル・ピラミッド

ルーブル美術館はもともと、12世紀末に城砦として建てられました。その後14世紀、シャルル5世により王の住居として改修されますが、百年戦争の勃発により王達はルーブルを離れ、ロワール沿いの城に移り住んだことで、ルーブル城は武器庫や牢獄として使用されました。

その後、フランソワ1世が再びルーブルに滞在することを決め、大工事を開始しました。この工事は後継者に引き継がれ、ルイ13世とルイ14世の時代にも受け継がれますが、1682年にルイ14世がヴェルサイユ宮殿に王宮を移したため、ルーブルは王室から忘れ去られました。

フランス革命後の1793年、ルーブルはギャラリーとして開館されます。19世紀にはナポレオンが、遠征先での戦利品を加えたことで、世界的に価値のある美術品を擁するようになりました。

美術館は、ピラミッドから向かって左側、東方向に位置する「リシュリー翼」、正面の「シュリー翼」、セーヌ川に面する、右側の「ドゥノン翼」の3つの翼棟で構成されています。

さて、地階のインフォメーションでパンフレットを手に入れ、まずは見所たっぷりのドゥノン翼に登ります。

右手に進むと「ミロのヴィーナス」が…。

 

 

 

 

 

 

ドノン翼の1階から2階に上る階段の真中には、紀元前190年頃の作品である「サモトラケのニケ像」。ギリシャ神話に登場する有翼の勝利の女神ニケをかたどった大理石像で、 「ミロのヴィーナス」と並んでヘレニズム美術の傑作とされています。吹き付ける風によって巻き上がる衣服のひだ、海水に濡れて布地が肌に付いた体の線の美しさは必見。
 

ドゥノン翼2階奥の「モナ・リザ」

「ナポレオンの戴冠式」。どれがナポレオンかわからない。

「民衆を導く自由の女神」 女神 (フランス共和国を象徴する女性像「マリアンヌ」) の左で、ライフルを構える男性は、作者のドラクロワ自身だといわれます。その下には下半身裸の男性が横たわっていますが、彼は兵士で、市民に衣服をはぎ取られたと言われています。
血の臭いが立ち込めた虐殺風景、情け容赦ない殺戮、絶望に打ちひしがれる人々。そのあまりの凄惨さに発表当時、画壇では「絵画の虐殺」と評されました。
教科書で初めてこの絵を見たとき、女神のはだけた胸元ばかりに視線がいっていましたが、自由を得るため、死体を乗り越えても前進する市民革命の力を、この絵は表現しているのですね。

シュリー棟に移り3階に登ると、フェルメール「天文学者」などの絵画が並びます。
 

 

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