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ヴィリュニスからミンスクへ電車で入国。保険のコピーが役立った。

朝、目覚めて「Gate Hostel」のキッチンでお茶を飲んでいると、一人旅の日本人女性が入って来ました。ひとしきりの情報交換。良かったなあ、と思うのは、昨夜のうちに荷物をキッチリとパッキングしてあったことです。私には珍しく。

電車の発車時刻が迫っているので、荷物を整理してなかったら、ゆっくり会話をしている余裕はなかったでしょう。旅先では何が起きるかわかりません。いつでもすぐに行動できる体制を整えておくことは、旅の作法の一つですね。

互いの旅の安全を祈り、ホステルを後にします。ホステルは城壁に囲まれた旧市街に位置する好立地で、ビリニュス駅に向かう道すがら、旧市庁舎や教会、「夜明けの門」などの美しいたたずまいが、目を楽しませてくれます。

ミンスク行き 07:05 の電車でヴィリュニスを出発。一昨日キャッシングした100Lt (100 リタス = 約3,200円) は、わずか0.09Lt (3銭) が財布に残り、きれいに使い切ることができました

乗車の際、プラットホームで係員から渡されたベラルーシの入出国カード、これはロシアのカードと同じ書式ということなので、「地球の歩き方」の記入例に沿って書こうと試みますが、、薄っぺらい紙に小さな文字が印刷されており、書きづらいことこの上ありません。
難儀していると、隣の席の青年が書き方を教えてくれました。注意すべきは、ベラルーシの現地旅行代理店(Local Agent)の記入欄がある点です。私はビザを取得した東京の代理店を、ローマ字で記入しておきました。

07:30 リトアニア出国のパスポートコントロールのため15分ほど停車。

08:00、ベラルーシ入国のパスポートコントロールのため15分ほど停車。

パスポートを係員に渡すと、現地語で何か言っています。隣の青年が「インシュランス (保険)」と、再び助け船を出してくれたので、日本から用意してきたコピーを慌てて係官に差し出しましました。

旧ソ連諸国では、旅行者に海外旅行保険の加入を義務付けている国があるのです。
昨年、スカンジナビア諸国を周遊した後、ラトビアを訪れることにして、フェリーを手配した時のこと。船中でガイドブックを読んでいたところ、「ラトビア入国の際、保険加入証明書の提示を求められる」と書いてあって肝を冷やしたのですが、特にチェックはありませんでした。

私はクレジットカードに付帯されている保険を利用しているので、今回は出発前、証明書の発行を頼もうと、カード会社に電話をかけました。

「ただいま回線が混み合っております」というアナウンスが繰り返され、10分ほど待たされたあげく、つながったオペレーターの返事は、「証明書の発行はしていないし、英語版の説明書もありません」との素っ気無いものでした。

仕方なく日本語の説明書、保険に関するページをコピーしてきたのですが、これが認められるのでしょうか。
係員はしばらく険しい顔でコピーをにらんでいましたが、無言で私にコピーを突き返すと、次の乗客のチェックへと移動していきました。

10:30 ミンスク着。

現地集合の「上さん」とも無事に合流できました。

無事の再会を祝して、なぜか中華料理で乾杯。

 

ベラルーシのビザ。航空券手配の前に取得しました。

今回はフィンランド航空を利用して、リトアニアで2泊してからベラルーシに陸路で入国しましたが、当初はエティハド航空で直接ベラルーシに入国しようかとも考えました。

しかし、ビザの効力は本日からなので、それ以前に到着する航空券を買っても、入国できませんでした。危ない危ない。

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