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モスクワからバス旅行、宗教都市セルギエフ・ポザートへ

今日は、モスクワから北北東70kmに位置する宗教都市「セルギエフ・ポザート」に向かいます。

国鉄・ヤロスラブリ駅を出たところにあるバス停から路線バスが出ているはずなのですが、セルギエフ・ポザート行き388番の表示はありません。

別のバス停があるのかと、周囲を探しますが見当たりません。

そうこうしているうちに、388番の表示を掲げたバスがやってきて、バス停に停まりました。

10:00 バス乗車

11:07 セルギエフ・ポザート着。

晩秋の風景の中、世界遺産に登録されている「修道院」に向かいます。

正教会の聖人、セルギー・ラドネシスキーが1340年代、森に分け入り小さな教会を作りました。聖セルギイは熊とパンを分け合う清貧な生活を送り、至聖三者(トロイツキー=父と子と聖霊)に生涯をささげました。
その後、聖セルギイの徳を慕う修道僧が集まり弟子となり、修道院を建設しました。

セルギエフ・ポサードは、この「至聖三者聖セルギイ大修道院」の周辺に発展した門前町です。

修道院のシンボル、ウスペンスキー大聖堂

1585年には修道院の横に、イワン雷帝の命によるウスペンスキー大聖堂が完成しました。
ウスペンスキー大聖堂はロシア語で「永眠」を意味するウスペニイェに由来し、「生神女就寝大聖堂」と訳され、フィンランドやバーミンガムなど各地に点在します。

カトリックにおける「聖母マリア被昇天教会」にあたります。

ここセルギエフ・ポサードの聖堂の外観は、キリストをあらわす金色屋根を中心に、周囲に聖母マリアをあらわす青色屋根が配された、とてもポップな色合い。絵本から抜け出したお城のようなこの聖堂、クレムリンのウスペンスキー大聖堂を模したものです。

スモレンスカヤ教会
修道院を出て歩いていると、橋の欄干に愛のおまじない。

帰りはバスでなく、電車でモスクワに戻ります。

列車のシートは3人掛け。ひっきりなしに車内販売が来ます。商品は多種多様。

13:35 セルギエフ・ポザート発。
15:00 モスクワ着。しょぼい紙の切れっぱしの切符だったけれど、バーコードが印刷されており、駅を出る時に必要。捨てないように。

レーニンのそっくりさん
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