16:30 入院中の父について、「心拍数 40、血圧70、尿が停止」との電話を病院から受け、病院へ。
病院で、「緊急心臓カテーテル検査・経皮的冠動脈形成術」を行う旨の説明を、以下のとおり受ける。
病状は急性冠症候群 (ステント内血栓) と考えられ、治療を行わないと、不整脈・心原性ショック、心破裂 という致命的な合併症が出現する可能性が高い。
緊急で冠動脈造影 (カテーテル検査) を行い、その結果、閉塞あるいは狭窄が認められた場合、経皮的冠動脈形成術 (PCI : いわゆる風船療法) を行うことにより、上記合併症の頻度を下げることが可能。
しかしながら、急性期であり、状態が安定しないため、急変 (最悪の場合は検査中に死亡もありうる) の可能性や、治療が不十分な状態で中止せざるをえない場合もある。
冠動脈造影の方法は、鼠径部から造影用カテーテルを入れ、心臓の動脈を造影する。
風船療法とは、糸のように細い針金 (ガイドワイヤ ) を狭窄 (閉塞) 部位に通し、その針金を伝わらせた風船を狭窄 (閉塞) 部位で広げ、狭い部分を拡張するもの。
物理的に広げるものであり、血管の壁に亀裂が入ったり、広げてもすぐに縮んでしまう場合もある。そのようなときは、金属製の網 (ステント) を血管内に留置することもある。
所要時間は2時間程度。
万一、不成功あるいは思うように血流が確保できないとき、心機能が悪い時には、IABP (大動脈内バルーンパンピング) やPCPS (体外循環) を行うこともある。
終了後は集中治療室に入院。
入院期間は順調にいけば10日~2週間程度だが、状態により異なる。
18:15 手術室へ
19:50 病室へ戻る
21:06 死亡 直接死因は「虚血性心不全」、影響を及ぼした傷病名は「陳旧性心筋梗塞」
陳旧性 (ちんきゅうせい) とは、古い傷や痕跡など、かつて起こった変化を表す言葉。これに対して、今まさに変化が起こっている状態を表すのは「急性」や「亜急性」。例えば、陳旧性心筋梗塞は心筋壊死が固定され今は変化が起こっていない状態を、急性心筋梗塞は心筋壊死が今まさに起こっている状態を指す。
23:15 ㈱日本生活互助会の霊柩車で、病院から帰宅。自宅前でしばらく停車した後、「桐原安楽院」へ。
霊柩車運行費用 21,168円 (9km、60分、深夜加算)