飲食店を開業するための物件を決定、来週には契約の段階という今になって、「キッチンを作るには、ちょっと狭いかな」と、不安が押し寄せてきました。
いてもいられない気分になり、キッチンの間取りに関してネット検索したところ出会ったのが、「ワークトライアングル」という考え方。
「作業動線は短くていいんだ。これならいける」と、目の前が一気に明るくなりました。
暗中模索の取り組み、気分が沈んでも、諦めないで考え続けることにしましょう。
開店後の後日談となりますが、ワークトライアングルに基づくキッチン制作は、大成功となりました。
左足を軸に、クルクル回転して調理することができ、「キッチン幅はもっと狭くても良かったぐらい」とまで思えました。
ワークトライアングルとは…
シンク・コンロ・冷蔵庫の3点を結んだ三角形のことで、作業効率が良いキッチン設計の指標と言われます。
ワークトライアングルは、三辺のバランスがよい正三角形に近いほど、作業効率がよいといわれます。
ただし、3辺が長すぎると無駄な動きが多くなり、調理に時間がかかり、疲れる原因にもなります。
逆に短すぎると、切ったり配膳するスペースが狭くなったり、他の人がキッチン内に入った際に交差して、やはり使いにくくなります。
三辺の総和は、360~600cmが適切とされます。
キッチンレイアウトの種類
U字型
ワークトップの延べ面積が最も大きいので、作業しやすく充実したキッチンになりやすい。
U字の中心部分にシンクを、加熱調理機器と冷蔵庫を左右に配すると作業動線としては最も効率が良い。
I字型
横一列に並んだ一般的な配置。
横方向の動きは大きいが、作業はしやすい。
ただし、キッチンの長さは3.6mが限度。
II字型
冷蔵庫を背面に配置するなど、2列に分けたタイプ。
二人での作業はしやすいが、方向転換が必要になる。
L字型
短い動線で作業することができ、二人での作業にも適している。ただし、コーナー部分の作業台・収納は使い勝手が悪い。
ワークトライアングルを壁面だけに配置するのではなく、カウンターと一体型にしたのが「セミ・オープンタイプ」です。
広々とした印象を与え、配膳スペースなどを組み込むこともできます。
レイアウトをU字型・L字型に配置すると、カウンターが半島のように室内へ突き出す形になるため、「ペニンシュラ型」とも呼ばれます。