精神安定剤(抗不安薬)は効くのか

慣れない飲食店経営からの不安感を治療するため、「ドイルメンタルヘルスクリニック」を訪問。
以下の薬を処方されました。

クロチアゼパム錠 (成分:クロチアゼパム)

朝・夕食後に服用

<効果>
抗不安作用:弱、鎮静作用:弱、催眠作用:弱、筋弛緩作用:弱、抗けいれん作用:弱

その他、高血圧や胃・十二指腸潰瘍の発生を抑える効果もあります。

<メリット・デメリット>
半減期が短い短時間作用型の薬であるため、薬の効果を持続させるためには、1日に複数回服用する必要がありますが、薬の代謝排泄が速いため、薬の代謝排泄に関係している肝機能や腎機能が低下している人や高齢者でも薬が体内に蓄積しにくく、使用しやすいと言われています。

<副作用>
ふらつきと眠気。これは薬の作用が強く出てしまったために起こります。

その他、抗コリン作用として、低血圧や立ちくらみ、めまいや喉の渇き、便秘などの副作用があります。

 

 

レキソタン錠 (成分:ブロマゼパム)

6月2日には、クロチアゼパム錠に代えて、レキソタン錠が処方されました。

毎食後に服用<効果>
抗不安作用:強、鎮静作用:中、催眠作用:中、筋弛緩作用:強、抗けいれん作用:強
 

<使用される病気>
強力な抗不安作用、筋弛緩作用、抗けいれん作用を持っているため、精神科領域のみならず整形外科領域でも幅広く使われている薬で、肩こりや腰痛などに使用されます。

<メリット・デメリット>
薬を飲んで1時間で、体の中の薬の濃度がピークに達するため、急な不安への対処薬として使用することができ、実際、頓服薬(必要な時にだけ飲む薬)として用いられるケースも多いようです。

ただ、筋弛緩作用が強いために、ふらつきが起こりやすく、足腰の筋力が低下している高齢者では、転倒の危険性があるため向きません。

<副作用>
眠気・ふらつき・脱力感。これは薬の作用が強く出てしまったために起こります。

その他、抗コリン作用として、喉の渇き、便秘、おしっこが出にくいなどの副作用があります。

 

ベンゾジアピン系抗不安薬

上記の2種はいずれも、ベンゾジアピン系抗不安薬に分類されます。
脳内の神経伝達に関わるベンゾジアゼピン受容体は、GABA受容体と複合体を形成していて、ベンゾジアゼピン受容体が刺激されるとGABAに関わる神経伝達が亢進し、脳の活動が抑制され眠気などがあらわれます。
抗うつ薬など他の精神科領域の薬に比べると、即効性があり、不安や緊張を和らげる効果に優れていますが、長期に使用することで精神的依存(薬を飲まないと不安になること)や、身体的依存(薬の効果が切れると、不安感や焦燥感など心身の異様な症状が出現すること)が起こるとされます。

GABAとは…

脳の異常な興奮を抑える働きをしている神経伝達物質で、脳神経のGABA受容体(神経伝達物質が結合する鍵穴)に結合すると、脳神経の働きが抑制されます。

ベンゾジアゼピン系抗不安薬は、GABAの脳神経抑制作用を強めます。

 

GABA受容体には、いくつかのタイプがあり、それぞれが、気持ちを落ち着かせる働き(鎮静作用)、不安を和らげ、緊張をほぐす働き(抗不安・筋弛緩作用)、筋肉をほぐす働きを受け持っています。

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