機種は「三菱 MSR1101DHF」
除雪機は、オーガ (auger) とブロア (blower) 、2種類の回転部で構成される。
オーガは、らせん状の回転刃で地面に積もった雪を掻き取る集雪装置
ブロアは、掻き取った雪をインペラという回転翼で勢いよく吹き飛ばす投雪装置
エンジン始動時の注意点
走行部・除雪部の両クラッチは切り、変速機はニュートラルになっていることを確認した後にエンジンをかけること
ガソリンエンジンは、空気と霧状のガソリンを混ぜた混合気に、点火プラグで火花を飛ばして点火する仕組み。
ガソリンエンジンの始動に使う「チョーク」は、キャブレターへ送る空気の量を絞り (=choke・窒息させる) ガソリンの混合割合を高めることで、エンジンを点火しやすくする機能。
これに対してディーゼルエンジンは、空気を圧縮すると熱くなることを利用、熱くなった空気に燃料を噴射して自己着火させる。
混合気を作るわけではないので、チョーク機能はない。
ディーゼルエンジンがかかりにくい場合は、アクセルを開いて燃料噴射量を増やすことで、点火しやすくできる。
除雪機、ここが危険
- 後進時に、転倒したり、建物に挟まれたりする事故が多い。危険を感じたら、すぐに走行クラッチを切ること。
- 雪詰まりを取り除く際は、エンジン及び回転部の停止を確認し、雪かき棒を使用する。手をオーガー部に入れないこと。
- 投雪方向に常時、目を向けること。特に未舗装路では、砂利を飛ばす可能性がある。初めから遠くに投雪しようとせず、近くから遠くに調整しながら、雪を飛ばすようにすること。
シャーボルトの交換
シャーボルトとは、オーガとミッション、あるいはブロワーとミッションをつなぐボルト。
わざと柔らかい金属で造られており、オーガが石などの固い物を巻き込んだり、縁石等にぶつかった場合、シャーボルトが折れることで、衝撃が除雪機本体に伝わることを回避する役目を果たす。
- shear /ʃíɚ の意味は、動詞として「 羊などの毛を刈る、ケーブルなどを切断する」 名詞として「植木バサミ、剪断」
シャーボルトが折れると、オーガがミッションから切り離された状態になるため、オーガを手で回すと空回りする。
こうなったら、ボルトを付け替えなければならない。
オーガーボルトは、17号と14号スパナを使って取り付ける。
ブロワーボルトはオーガーの奥にあるため、付け替えは、なかなか面倒だ。
ドライバーなど棒状のもので、円盤のボルト穴同士を一致させて…
奥からボルトを差し込み、12号レンチでナットを締め付ける。
ここで大事なことは、緩み防止のネジ形状になっているため、回らなくなったと感じたところから、さらに、六角レンチを装着したインパクトドライバーで、増し締めすること。
増し締めしないと、運転中にボルトが外れてしまう。
除雪機のメンテナンス
- ディーゼルエンジンは、燃料をエンジンに送るために大きな圧力が必要なため、ガス欠でストップすると燃料ラインに入った空気が燃料の圧送を妨げ、燃料を補給しても再始動できなくなってしまう。復旧には厄介な手間がかかるので、燃料切れを起こさないこと。
- 除雪機といえどもエンジン構造は自動車と同じ。エンジンオイルのチェック、長期間使わないときはバッテリーの+端子を外すなど、自動車と同様の措置をとること。

