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介護士試験32 問題を読まずに、正しい答を見つけるテクニック

試験のパターンとして、正しい答え・間違った答え、それぞれに使われる「表現 (ひょうげん)= ことば」があります。
したがって、使われている「ことば」をヒントにして、正しい答えを予想 (よそう) することもできます。

試験では、「午前の部」110分で68問、「午後の部」110分で57問の問題を解かなければなりません。一問あたり、午前は1分半、午後は2分しかありません。

特に事例問題では、長い文章を読まなければなりません。外国人受験者には大きなハンディキャップです。

問題文を読まずに、「ことば」で正しい答えを見つける方法も、受験のテクニックとして覚えておきましょう。

 

まちがった答えで使われることば

赤字のような言葉が含まれている答えは、間違っていることが多いです。

① 限定 (げんてい / limited )・ 断言 (だんげん / only) することば

・介護職員だけで判断する。

・栄養補助食品のみ提供する。

・家族と話し合うしかないと言う。

・施設の介護における安全の確保のため、利用者の社会的な活動を制限 (せいげん) する。

・サービス付き高齢者向け住宅の対象者は、単身高齢者に限られている。

・唾液分泌は食事摂取時に限られる。

最も大切である。

・鼻毛は必ず毛抜きで抜く。

・常に空腹時に入浴する。

・入浴時の水分は絶対に控える。

・白癬菌 (はくせんきん = 水虫) のある人は、いかなる場合も浴できない。

・介護の安全を確保するため、利用者に画一的な (standardized) サービスを提供する。

画一的に介護を実践する。

・高齢者の高血圧症に対する治療目標は,若年者と同じにする。

・重度の認知症高齢者の胃ろう栄養法は、主治医が導入するかしないかを決定する。

・重度の認知症高齢者の胃ろう栄養法は、家族が導入するかしないかを決定する。
・重度の認知症高齢者の胃ろう栄養法は、成年後見人がいる場合,成年後見人が導入するかしないかを決定する。

(この問題の正しい答えは、「 本人の意向や価値観の把握に努め,本人にとっての最善を関係者で判断する」です。)

 

② 利用者を見下す・命令 (めいれい) する・励ますことば

・一人では無理なので、やめるよう説得 (せっとく) する

・頑張ってやってみるように励ます

・「早く良くなってくださいね」(これも「励まし」のことば)

努力するように言う。

・入浴するよう促す

・家族に対して、毎日面会に来るように促す。

・抑うつ状態の利用者に、沈黙している理由を問いただす。

③ 否定 (ひてい / negative・deny) することば

・拘縮がある場合は、コップを持たせなくてもよい

・洗髪前のブラッシングは必要ない。

・胃ろうに関して、カテーテルの交換は不要である。

・その他の意見は排除 (はいじょ = なくすこと exclude) する

・避難訓練は、混乱が想定される夜間は避ける。

・介護業務の事故報告について、記録すれば、口頭(こうとう = 話をすること ) での報告は不要である。 

・ブレインストーミングでは、他人の意見を参考にしてはいけない。

・おむつで排泄を行っている利用者に排便がなければ、殿部 (でんぶ = おしり) の清拭は省略 (しょうりゃく  =しないこと omit) できる。

・おむつで排泄を行っている利用者の陰部の清拭は、週2回入浴を実施していれば、毎日行わなくてよい。 

・利用者を看取る家族への支援として、感情を表出 (ひょうしゅつ = あらわすこと) しないように助言する。

・空中に字を書くことは控える。

・社会福祉法人は、収益事業を実施することができない。

・日本では終身雇用型の正規雇用はなくなった。
・正規雇用も非正規雇用も、雇用保険の加入率に差はない。

・高齢者の便秘に関して、病気が原因となることは,まれである。(=あまりない)

・抗認知症薬に、貼付剤 (ちょうふざい = はり薬) はない。

・胃ろうに関して、ミキサー食の注入は禁止されている。

 

④ 無責任 (むせきにん / irresponsible) なことば

他の人に、まかせてしまう答えは間違いです。

・Hさんの対応を、施設の看護職員に任せる。

・施設長から、特別扱いはできないことをHさんに説明してもらう。

・利用者本人の意思確認ができないときは,医師に任せる。

 

⑤ 介護福祉士の判断だけで介護する行為

・介護計画の立案に関しては、介護福祉職の望む利用者像を目指す。
経験則に基づいて介護を実践する。

・利用者の情報収集における留意点として、生活歴は介護福祉職の主観的判断を優先 (ゆうせん = 一番にすること) する。

・看取り期には、介護福祉職の判断で胃ろう栄養法を中止する。

⑥ 介護のレベルが重くなることをする行為

「全介助、全身浴、全身清拭、おむつを使用する、施設に入所、大きな声で話しかける」などがある答えは、間違いです。

・日中の入浴に拒否 (きょひ = いやがること)  が強いHさんに対して、夜に居室 (きょしつ = 部屋) で全身清拭する。

・アルツハイマー型認知症と診断されたFさんが安心して暮らせるように、施設入所を勧める。

 

正しい答えで使われることば

① 利用者が主役で、介護者は脇役 (わきやく) なことば

たとえ利用者が間違っていても、その利用者の話を聞く。例えば、幻覚 (げんかく) が見えると言う利用者に対しては、肯定 (こうてい = 正しいと言うこと) も否定 (ひてい  = まちがっていると言うこと ) もしないで、「そうなんですね」と、利用者のペースに合わせて話を聞きながら、「観察 (かんさつ) する。見守る」ことが正しい答えです。

特に、「聴く = ていねいに話を聞くこと」という漢字があれば、正しい答えです。

そして、「共感 = 利用者と同じ気持ちになること / sympathy」が、正しい答えです。

また、利用者の生活歴 (=これまでの人生) や、個性 (こせい / personality ) を大切にしている答えも正しいです。

・「何か飲みたいのですね。お水ですか?

・「リハビリがうまくいかなくて不安なのですね

・つらい気持ちを察して、話を傾聴 (けいちょう) する

・認知症の母親を献身的に介護している息子への対応として「懸命に介護をして疲れていませんか」と話を聴く。

・相づちをうち、目線を合わせて話を聞く

・入居前の生活の様子を聞く。

・手の届くところにタオルを置くように配慮 (はいりょ) する

・気持ちに寄り添った介護をするよう心がける。

・和服を買うようになった経緯を、Mさんに確認する。(「問いただす問いつめる」は間違い)

・ベッドの端に座っている左片麻痺の利用者が、立ち上がった時に右膝の裏が伸びていることを確認する。

・利用者の生活史を尊重する。

・認知症のHさんへの対応として、Hさんの働いていた頃の話を詳しく聴く。

・介護老人福祉施設で最期まで過ごすことを希望する利用者に対して、終末期の介護方針を伝えて,意思確認を行う。

 

② 限定しないことば (flexible)

・利用者様の生活習慣を尊重して支援することがある

・介護サービスの一つである

原則 (げんそく) としてデイサービスなどがある

・高齢者の治療では、薬剤の効果が強く出ることがある。

・抗認知症薬は、副作用として悪心や下痢が生じることがある。

・胃ろうに関しては、経口摂取併用できる。

 

③ 他の人と協力する行為

ケアマネージャーや医師など、他の職種 (しょくしゅ) と連携 (れんけい)して、チーム全員で介護する答えは、正しいです。

・児童発達支援センターに相談する。

・担当の介護支援専門員(ケアマネジャー)に検討を依頼する。

・施設が作成する非常災害対策計画の内容は、職員間で十分に共有する。

・利用者の情報収集における留意点として,生活機能は,他職種からの情報も活用する。

ただし、他の人に任せてしまうのは無責任なので、間違った答えです。⇒「④無責任 (むせきにん / irresponsible) なことば

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