「世界食堂」の移転・新装開店に向け、物件の賃貸借契約は済みました。次のハードルは「掃除」です。
掃除する順番は「上から下」とのことで、天井から。
まずは、天井に埋め込み設置されている「4方向天井カセット形室内機」つまりは「エアコン」の掃除から取り掛かりました。
エアコンには、ホコリなどのごみを吸い込まないようにするため「フィルター」が取り付けていますが、使っているうちにホコリなどがどんどん溜まってしまいます。
このフィルターを取り外して、洗います。
機種名ラペルの右下に、「エネルギー消費効率」という数値があります。
エネルギー消費効率とは、エアコンなどの家電製品が、1kWありどれほどの性能を発揮できるかを示した値で、数値が大きいほど効率のよいエアコンということになります。
カーボンヒーターやオイルヒーターなど、電気ヒーターの暖房能力は消費電力と同じです。
例えば、カーボンヒーターを1200Wで使う場合、1時間当たりの電気代は、1.2kW×1h×22円/kWh=26.4円くらいです。
これに対してエアコンの暖房能力は、消費電力で得た暖房能力に、室外から得た熱量が加わります。
今日、掃除したエアコンの暖房電気代を、エネルギー消費効率を考慮して計算すると、2.55kW÷3.25×1h×22円/kWh=17.3円となり、1200Wのカーボンヒーターの倍の出力なのに、電気代は安くなります。
同じ暖房能力を有する場合、「電気代は原理的に、電気ヒーターより必ずエアコンが安くなる」と言われる所以です。
エアコンを自動車に例えれば、消費電力が「ガソリンの量」、エネルギー消費効率が「燃費」というところでしょうか。
エアコンの吸い込みグリルの外し方
- (写真左) 吸い込みグリルにある開閉ラッチをスライドさせ、吸い込みグリルを開きます。
- (写真右) 落下防止フックをはずします。
エアコンフィルターの掃除
- 吸い込みグリルからフィルターを取り外します。
- 100金で売ってる「掃除機用ノズル」などを活用し、フィルターについている大きなホコリを取り除きましょう。
- 掃除機でも落ちなかった汚れは、水洗いして流します。落ちにくい汚れは中性洗剤を少量つけ、スポンジを使ってこすり落としましょう。力を入れすぎるとフィルターの変形や破損の恐れがあるので、優しくこするようにします。
- 水気を拭き取り、十分に乾燥させます。
トモさんがお手伝いしてくれました。助かります。
天井の清掃
油やヤニでくすんだ天井では、空間が暗くなって狭く感じてしまいます。清潔な環境づくりはもちろんのこと、有効な空間づくりという意味でも、こまめな天井清掃は大事ですね。
天井の汚れの拭き取りには、「脚立」「長い柄のお掃除用ワイパー」「マイクロファイバー雑巾(厚手)」「アルカリ電解水(スプレー)」の4つを用意します。
ワイパーに雑巾をセットし、アルカリ電化水を5回ほどプッシュして、しっかりしみ込ませましょう。
脚立に乗り、こするように掃除していきます。
高い位置の掃除は、面倒くさがらずに脚立を使います。洗剤を顔より上でスプレーして、目に入るというような事故も防ぐことができます。
ワイパーを使うと脚立の移動が少なくて済みますが、頑固な汚れがついている部分は、雑巾を手で直接持って、汚れにやさしく押し当てるようにするのが効果的。
「高いところに手が届く」天井払いホーキは、何かと便利です。
天井掃除に、ミナさんも駆けつけてくれました。ありがとう。
ホコリが詰まっていた換気扇のフィルターも、スッキリしました。