映画は、アクションだってドラマだって、ラブストーリーだって、オケラだってアメンボだって、僕はみんなみんな好きなんだ。
というわけで、ホラー物も久しぶりに観ました。
ジョン・カーペンターは、映画ファンのツボを押さえているくせに、その割には期待に沿ってくれないという矛盾をした特徴を持った監督で、あまり期待して劇場へ行くと、フニャフニャにされます。しかし、次はどんなのを作るのかなぁ、という気になってしまうことも確か。
彼にはヒットメーカーの要素のうち、「子供の好奇心」はあるのですが、「大人の計算」が欠けているように思えます。このことは裏を返せば、根っからの映画ファンであることの証明であり、ファンというのが自分が楽しむことを至上命題にしているとすれば、まさに彼こそが映画ファンの代表なのです。
撮影に使われた灯台は、カリフォルニアのポイント・レイズ国定海岸にあるポイント・レイズ灯台。1870年に建造されたもので、1991年にアメリカ合衆国国家歴史財に登録された。