スタート直後からトップに立ったレイニーが、一気に後続を引き離す。
得意とする勝ちパターンに持ち込んだレイニーの、いつもは独走レースとなっていくのだが、後続集団から抜け出たシュワンツが、猛追を開始する。
セカンドグループの先頭は、期待の平忠彦、四番手はレースに復帰した元チャンピオン、フレディ・スペンサー。
シュワンツがレース中盤、首位のレイニーに追いつくと、ファンも手に汗握る、2人の意地と意地のぶつかり合うバトルに突入していく。
シケイン入り口の狭いスペースに飛び込んだシュワンツがトップを奪うと、すかさずレイニーも反撃。すぐに並びトップを奪い返す。
毎ラップのように順位が入れ替わる展開の中、特に圧巻だったのは14周目。
前周のシケインから1コーナーまでの間で4度ものトップ交代が見られ、まさに“抜きつ抜かれつ”の争いに。
息の詰まるような攻防戦は、最終ラップの1コーナーで決着。
インを突いたシュワンツがトップを奪い、そのままチェッカー、鈴鹿ラウンド2連覇を飾った。
勝利者を祝福して祭りは終わる。その余韻を楽しむ。
