本日の授業ノートには、「提案」を表す熟語が五つ、記入されていました。
- How about ~ing
- What about + [noun]
- Do you want to + [verb]
- Would you like to+ [verb]
- Shall we + [verb]
秀逸なのは、熟語の次にどんな品詞がくるのか、記載されている点です。
中学生時代には、フレーズを丸暗記させられましたが、上記のとおり、次にどんな単語がくるのかも合わせて覚えることで、文章の構築力が増すと思います。
「How about」と「What about」の違い
How about …? は ” How do you feel about …?” が短縮されたフレーズです。
したがって、How about …? は、How about dinner tonight?(今夜、食事はいかがですか?)のように、「~するのはどう?」という、誘い文句に適しています。
-
- How about going to see a movie tonight?
他方、What about …?は “What do you think about …? ” の省略されたフレーズです。
相手の話の内容に潜んでいる問題を指摘したり、話の内容に関して「じゃ、〜はどうなるの?」「〜についてはどう?」といった《相手の意見を求める時》に使われるのが “What about 〜?” です。
なぜ want の丁寧な表現が would like なのか
そして like に仮定法過去の would が付くことで「もし可能なら」という、さらなる婉曲さが加わり、「もし可能なら~を頂きたいのですが」という丁寧な要求になるわけです。
would like to 「(よかったら)~したのですが」という丁寧な表現
want to 「~したい」というストレートな言い方で、やや幼稚に聞こえる場合がある
would love to 「ぜひ~したいです」という前向きな協調表現
「would like to」には何かをお願いしたい場合に、「もしよかったら~したいのですが、良いです
- I would like this bag.
(このバッグが欲しいのですが。) - I want this shoes.
(この靴が欲しい。)
shallは一人称にのみ使って、提案を意味します。
Shall I have him call you back? / こちらから、お電話させましょうか。
便利な表現 would you like
コーヒーなど飲み物や料理の好みも、Hoe would you like your coffee ? のように聞かれます。
How would you like your steak? と聞かれたら、Medium rare please. などと答えます。
How would you like your egg? と聞かれたら、Soft-boiled please. などと答えます。
また、外貨に両替したとき、” How would you like your money? ” と訊かれることがあります。これは「お金の内訳は、どういたしましょうか?」という意味なので、” I like it very much ” などと、とんちんかんな応答をしないように。
金種の内訳を伝えるときは、” Five tens, five fives and rest in ones, please (10ドル札5枚、5ドル札5枚、残りは1ドル札で)” のように言います。
like は他動詞なので、後ろには目的語すなわち名詞が来ます。動作の場合はto不定詞になります。車に乗りませんか? と勧めるとき、Would you like a ride? と言いますが、この ride は名詞として使われています。
want と同じく、would like + 人 + to不定詞 の形をとることができます。疑問文にすれば「~しましょうか?」と申し出るときに使うことができ、ビジネスでは多用されます。
Would you like me to check other files?
shall
What time shall I come? / 何時に伺いましょうか?