四日前の2019年5月26日、北海道で39.5度という記録的な暑さが観測されたと思ったら一転、昨夜は美麻では霜が降りるのでは、と思うくらいの冷え込みでした。
周りの畑の苗には、まだ「行燈」と呼ばれる霜除けが被せられています。
それでも日中は気温がグングン上がり、汗ばむ陽気となりました。
これからは、爽やかなカクテルが美味しい時期となります。
ワインベースの簡単なカクテルレシピをまとめてみました。
ワインと割り物の比率は、キール以外は全て1:1なので、バー用メジャー・カップ45mlを使って90mlずつを基準にすると作りやすいです。
好みで氷を入れてから、割り物の炭酸が抜けないよう、静かに注ぎ、優しくステアするのがコツ。
レモンやライムのスライス、ミントなどを添えてどうぞ。
① 赤ワインベース
【カリモーチョ】
赤ワイン+コーラ
「kalimotxo」という名は、考案したウェイター「Kalimero」君と「Motxo」君に由来する。
【ティント・デ・ベラノ】
赤ワイン+炭酸水
Tinto de Verano=「夏の赤ワイン」。アンダルシア地方でよく飲まれている。
【キティ】
赤ワイン+ジンジャーエール
語源については、アルコール度数が比較的低いことから、「子猫(Kitten)がなめるほど飲みやすい」「はじける泡の様子が、落ち着きのない子猫そっくり」という説と、「キャサリン」という女性名の愛称から、という二つの説がある。
② 白ワインベース
【スプリッツァー】
白ワイン+炭酸水
ドイツ語の “シュプリッツェン(はじける)” が語源のとおり、ソーダの泡が踊るようにはじけ、見た目もさわやか。
生まれは、モーツァルトと同じオーストリアのザルツブルグ。
ロバート・B・パーカーの小説『儀式』には、カッコいい黒人主人公・ホークが、このカクテルをバーで楽しんでいるシーンが登場する。
彼のスタイルは、ピンストライプのダークグレイ三つ揃いに白いシャツとピンカラー、ピンクのシルクネクタイ、同色のポケットチーフ。で、カウンターに腰掛けてスプリッツァーなのである。
【オペレーター】
白ワイン+ジンジャーエールにレモン・ジュース1tsp。
名の由来は、管制塔のオペレーターたちが好んだから、という。
しょうが汁少々を加えて電子レンジ500Wで1分、ホットでも楽しめる。
【キール】
カシス・リキュール(白ワインに対して0.2)を入れたグラスに、白ワインを注いで軽くステア。
一般的なコールドドリンクと違って氷を使用する工程がないので、白ワイン、カシス・リキュール、グラスともによく冷やしておくことがポイント。
フランス・ブルゴーニュ地方・ディジョン市のキール市長が考案、公式レセプションのたびにアペリティフとして勧め、農業振興の旗印とした。
白ワインをシャンパンベースに変えると、ウィーンが発祥といわれる「キール・ロワイヤル」になる。
③ ビールベース
【シャンディ・ガフ】
ビール+ジンジャーエール