映画 マッドマックス

オープニングから高まる狂気と熱気の密度。思わず絶句する凄まじいショットの数々。

パトカーに追われ、爆発炎上する暴走車が、冒頭のカー・チェイスを締めくくる。

監督の若い感性と、スタッフキャストのイケイケGOGO的なガッツ、オーストラリアの荒涼とした原野が生み出した、ご意見無用の大暴れ映画

 

 

 

カーアクションが売り物だということばに魅かれて試写会場に足を運んだ私だったが、画面を破壊するばかりに暴れまわる怪物力、その恐ろしいばかりに重量感あふれる姿には、正直度肝を抜かれた。

そこでは、カーそのものが、まさしく強力無比な武器になっているのだ。

眼前に、次から次へと展開するカー・チェイスは、文字通り、誇り高き男たちの決闘であるかのような錯覚を覚えた私だった。

映画好きの私は、これまでにもずいぶんと映画を見てきているが、この「マッドマックス」の暴力的な画面には、久々に興奮した。

実際、サム・ペキンパを上回るバイオレンス映画に仕上がっているという印象を受けたのは、あながち私一人ではあるまい。

「マッドマックス」の乾いた画面を見ていて、かつて私がかいた「バイオレンス・ジャック」の「地獄の風(ヘルスウィンド)」というグループのことを、ふと思い出していた。

(絵と文 : 永井豪)

 

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