「ハンガリー特集」 月例のワイン会に参加しました

「ハンガリー特集」 月例のワイン会に参加しました

月例のワイン会、今月は末広町交差点のイタリア料理店「BOSCO」にて、和風ダレのローストビーフやシュニッツェル、シーフードパスタなどをいただきながら、甘口・軽めのハンガリーワインを6種類、楽しみました。

今回は私が、下記のとおり余興のクイズを出題させていただきました。

【問1】 ドイツ・シュバルツヴァルトに源流を発し、10か国を経て黒海に注ぐドナウ川(2850m)は、欧州ではヴォルガ川に次ぐ第二位の長さですが、世界では第何位?
① 第9位   ② 第13位  ③ 第19位  ④ 第21位  ⑤ 第26位

【問2】 ハンガリーの首都はドナウ川によって東西に分断され、西岸は○○地区、東岸は○○○地区と呼ばれます。

【問3】 両地区をつなぐ橋は夜間にライトアップされ、観光名物となっています。ワイン会メンバーのX氏は、橋を見下ろす河畔のホテルに宿泊したことがあるそうですが、現在、世界最大規模となった、このチェーンホテル名は?

【問4】 しかしX氏は、夕食に飲み過ぎたトカイワインのため酔いつぶれ、夜景を楽しむことなく、気が付いたら朝になっていたそうです。
トカイ地区で濃密な貴腐ぶどうが生まれる理由は地形にあります。その地形が作り出す気象条件とは?

【問5】 すごすごと帰路に就いたX氏。電車で西へ3時間。彼が到着した、ハンガリーとは歴史的にもゆかりが深い、欧州の都市とは?

【問6】 何とX氏は、ハンガリーで罰金まで食らっていたそうです。いったい彼は何をやらかしたのでしょう?

【問7】 第一次世界大戦で敗戦国となったハンガリーは、国土の2/3を失いました。失われた地区の民謡を記録分析することで文化復興にも貢献し、オペラ「青ひげ公の城」などを作曲した音楽家は?

【問8】 ハンガリー名物のスープ「グヤーシュ」や「ハラースレー」にたっぷり使われる「パプリカ」の語源は?

【問9】 「ハンガリー」国名の由来として、名前の付け方が共通しているのは次のどれ?
① 八十二銀行   ② 北野建設   ③ 信濃毎日新聞

【問10】 寿司屋で、ショウガを少しだけ追加する時はこう言います。「板さん、半○○、ちょうだい」

【解答1】正解⑤ 世界最長の川はナイル川6,650km、次いでアマゾン川6,400km  長江6300㎞。ドナウ川の長さを上回る大河川が、意外とロシア・アメリカに点在している。

ドナウ川流域10カ国は、ドイツ・オーストリア・スロバキア・ハンガリー・クロアチア・セルビア・ルーマニア・ブルガリア・モルドバ・ウクライナ。

日本の最長河川は信濃川367km

【解答2】 ブダ地区とペスト地区
【解答3】 「マリオット・インターナショナル」は、シェラトン・ウェスティンを運営するスターウッド・ホテル&リゾートや、ザ・リッツ・カールトンを傘下に収めることで、110か国で5700軒のホテルに110万室を擁する、2018年現在の世界最大ホテルチェーンとなった。
アメリカ禁酒法下の1927年、J・ウィラード・マリオットが友人とノンアルコールビールを扱う居酒屋(店名「ホットショップ」)を開いたが、飛行機に乗る客が機内用に飲食物を購入していることに着目し、機内食業に事業を拡大。第二次世界大戦後の民間航空の成長期に業績を伸ばし、ホテル業にも進出。建設したホテルを投資家や外部企業に売却し、運営契約を結ぶという手法で急速にホテル数を増やした。

【解答4】ティサ川・ボドログ川という2河川が合流するトカイ地方は、秋から冬にかけて朝、濃い霧が発生する。霧は丘を昇りブドウ畑全体を包み込むが、この湿気によって、貴腐菌というカビに侵された白ブドウが作り出される。貴腐菌は水分を外に排出させるため、糖分が濃縮された甘いブドウができる。
伝承の一つによれば、トカイが17世紀にオスマン帝国の侵略を受けた際、住民たちが避難している間にブドウの収穫期が過ぎてしまい、取り残されたブドウは、霧によるカビで腐り始めていた。諦めきれずそのブドウでワインを作ったところ、濃厚で甘い蜜のような味になったことが、トカイワインの始まりとされる。

【解答5】 ウィーン。両都市間には一日平均往復15便の列車が運行されている。長野市から飯山市までの電車は10便程度。

【解答6】 地下鉄のキセル乗車。1896年開業のブダペスト地下鉄1号線は、ロンドン、イスタンブールに次ぐ世界3番目の地下鉄であり、電気運転の地下鉄としては世界初。地下鉄として唯一、世界遺産に登録されている。

【解答7】 バルトーク・ベーラ

【解答8】 「Pepper」のハンガリー読みが「Paprika」。コロンブスがヨーロッパへ持ち帰った「pepper(胡椒・唐辛子、ナス科トウガラシ属)」が、ハンガリーで品種改良され、パプリカとして各国に広まった。
なおピーマンは、トウガラシを意味するフランス語のpiment(ピマン)に由来する。

【解答9】 十本の矢(十部族)を意味する「オノグル (Onogur)」が語源といわれる。これは初期のハンガリー人が、マジャール7部族とハザール3部族の連合であったことに由来する。ちなみに、六十三銀行と第十九銀行が合併して八十二銀行が誕生した。
「フン族の土地」が語源とする俗説もあるが、ハンガリー人は自らを、マジャール族の末裔だと主張する。
ブダペスト出身の映画監督・サボー・イシュトヴァーンは、「青ひげ公の城」映画化構想(実現には至らず)の際、「ハンガリーに優れた音楽家が生まれるのはなぜか」と問われ、「マジャル性とユダヤ性との混交、そこにハンガリー音楽の特性がある」と述べている。

 

また、ワイン会メンバーの大島さん出題のクイズからも、ハンガリートリビアをゲットしました。

「国民の肥満対策のために『ポテトチップス税』が2011年に導入されたが1年で廃止された。」

「オーストリアの兵士がビールグラスを鳴らして戦勝祝いをした1849年以降、敗戦国となったハンガリーでは、ビールでは乾杯をしなくなったという」

「都市伝説で自殺者が出る曲として有名な『暗い日曜日』は、ハンガリーで初めてレコーディングされた」

同じく、小山田さんのクイズからも知識を頂きました。

「ハンガリーは大陸性気候に準じており、夏は乾燥、冬は厳しい寒さ。最高峰のケーシュ山でも標高1,014mという、国全体がなだらかな丘陵地帯でワインに適した地域。 ①トカイ・アスーエッセンシア ②ソーテルヌ(フランス) ③トロッケンベーレンアウスレーゼ(ドイツ)が世界三大貴腐ワイン」

「ブダペスト出身、ジョン・フォン・ノイマンのIQは300と推定され、『悪魔の頭脳を持つ男』と言われた。水爆の効率概算のために、フェルミ(ローマ出身の物理学者)は大型計算尺で、ファインマン(ニューヨーク出身の物理学者)は卓上計算機で、ノイマンは天井を向いて暗算したが、ノイマンが最も速く正確な値を出したという。三者はともに、アメリカ合衆国の原子爆弾開発プロジェクト『マンハッタン計画』に参加している」

「ルービック・キューブを発明したルビク・エルネーも、ブダペスト出身」

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