地震でガスが止まったら

地震でガスが止まったら

(株)サイサン 大町営業所(大町市平7467:0261-22-0621:緊急時 0570-077-784 ガスワンサービスセンター)に、プロパンガスボンベと風呂釜排気筒の間に、遮蔽板を設置いただきました、良い機会ですので、ガス器具の取り扱いについてもお訊きしました。

震度5以上の地震などで、マイコンメータが作動してガスが遮断された場合の復旧方法は、まず屋内にあるガス機器の元栓をすべて閉めてから、復旧ボタン(写真)を押してすぐ離します。赤いランプと液晶が点滅を開始しますので、そのまま1分間待ちます。配管にガス漏れがなければ、赤ランプと液晶の文字が消えて復旧完了です。復旧が完了しない場合は、復旧を繰り返さず、販売店に連絡します。

マイコンメータが作動すると連動して、台所ガスコンロの近くに設置されているガス警報器もブザーが鳴ります。マイコンメータを復帰すると警報器も止まります。マイコンメータとの連動ではなく、警報器単独でブザーが鳴った場合は、警報器周辺にガスがたまっているので(LPガスは空気より重い)、ガス機器の元栓を閉めて、戸や窓を大きく開けて換気をします。火花が出てガスに着火する恐れがあるので、換気扇のスイッチを入れてはいけません。
殺虫剤の散布で警報器が作動することもあるそうです。ガス濃度が低くなると、警報器は止まります。

集中監視システムにより、マイコンメータあるいは警報器が作動した場合は、販売店から連絡が入ります。

ガスの燃焼には大量の新鮮な空気を必要とします。不完全燃焼とならないよう、屋内小型湯沸器の上部にある排気フィンにほこりがたまっていないか、屋外の排気筒の周囲に物が置かれていないか(鳥が巣をつくることもあるそうです)、こまめに点検することが大事です。

災害時には「LPガス容器のバルブを閉める」「電気のブレーカーも落とす」ことが、二次災害の防止につながります。

なお、LPガス容器・調整器・マイコンメータなどの「供給設備」はLPガス販売店が、マイコン出口以降の「消費設備」は消費者が管理することとされています。
私の住まいのガス容器は50kgボンベが2本、「自動切替片側交換」方式です。
私の子供時代はガスの残量が少なくなると、販売店に連絡したものです。調理中にガスが無くなってしまったりすると、固いままの野菜をかじる羽目に。世の中、便利になっていくものです。

LPガス料金(月額)  基本料金 1650円  従量料金 5㎥まで 510円/㎥  5.1㎥以上 300円/㎥

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