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イノシシと激突!潰れたフェンダーを熱湯で直す

昨夜、深夜0時過ぎに美麻の山道を走行中、大きな左カーブを曲がった途端、道路右側にうごめく黒い物体が視界に飛び込んできました。
「イノシシだ」咄嗟にハンドルを左に切りながら、アクセルを踏み込みました。車の動きに驚いて、道路の外へ逃げ出すと思ったのです。
ところが奴さん、車の進行方向に突進してきて、車の右フェンダーに体当たりを食らわしたのです。ガツン、という衝撃。「プギャッ」というような悲鳴を発して、奴さんは道路右側の斜面へと消えていきました。
そのまま走行できたので、車を停めることなく家まで来たのですが、車を降りてびっくり、けっこうな破損状況です。

逃げるつもりのイノシシが偶然に車と衝突したのか、それとも、動くものに対して攻撃を仕掛けてきたのかは定かでないのですが、運転中に異変が起きたら停車する、これは鉄則ですね。
「大丈夫、走行できる」という根拠のない期待感は、事態を楽観視したい気持ちの表れなのでしょうが、ますます深みにはまる結果を招きます。

さて、イノシシに損害賠償を請求するわけにもいかないので、へこみを自分で直すことにします。

凹み部分に、コーヒー専用のドリップポットで少しずつ熱湯をかけてから、裏側から押し出してやります。

熱湯によって樹脂の形が変わる性質を利用したものです。カップ焼きそばのお湯をシンクに流すと、突然ボゴッという音がすることがあります。熱で樹脂が変形する音なのですね。排管には悪いので、水道水と混合して流すのが良いようです。

 

100均で買った「ナイロン結束バンド」で固定、「自動車補修塗料」を塗って処置の完了です。結束バンドの余り部分は、ハサミでカットします。何となくは綺麗になりました。

 

へこみ部分を裏側から押し出せない場合、ドライヤーで熱くしてから、冷却スプレーで一気に冷やすという修理方法もあるようです。急速に冷却することで、金属が元の形状に戻ろうとするためです。この時、冷却スプレーを逆さにして噴射すると、超低温の液体が放出され、より高い効果を得られます。

また、「車へこみ吸盤」で引っ張る方法もあるようです。吸盤は数百円程度から。へこみのサイズに合わせた吸盤を使うことが大切で、小さいへこみに大きい吸盤を使ってしまうと、余計な部分まで変形させてしまう可能性もあるので、大は小を兼ねません。

ドライヤーで熱しながら、へこみの裏側を樹脂製ハンマーで叩いて、少しずつ形を整えていく直し方もありますが、プロの領域でしょう。私が行うと、かえってデコボコにしてしまう結果になりそうです。

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