怒りをコントロールしてイライラを解消

山ノ内町モンキーパーク近くのカフェ「クリスタルテラス」で開かれた「アンガーマネジメント入門講座」に参加しました。

「一般財団法人 日本アンガーマネジメント協会」の関奈保子講師は、「アンガーマネジメントとは怒らないことではなく、怒る必要のあることは上手に怒り、不要なことは怒らないようにすること」と強調、「怒りは防衛感情として必要」としながら、「強度、持続性、頻度、攻撃性」が高い怒りは問題だと指摘しました。

では、問題となる怒りをどのようにコントロールするのか?やってはいけないことは「売り言葉に買い言葉」などの反射行動。
衝動が持続するのは長くて6秒。この間に「怒りの尺度」を計ることがコツだといいます。「人生最大の怒りを10としたら、今の怒りはいったいレベルいくつだろうか」と。
あるいは自分なりの「落ち着く言葉=コーピングマントラ」を唱えることも効果的とか。

また、怒りをいろいろなボキャブラリーで表現してみる、という方法も。
一つの言葉だけで表現していると、同じ単語を繰り返しながら、声を大きく荒げていく結果になるそうです。
自分の気持ちを表現できる人は、人の気持ちも理解できる。言語能力が高い人は怒りをコントロールできる、という指摘は新鮮でした。

なるほど、「激おこぷんぷん丸なの」なんて言われれば、反撃の矛先を向けるどころか、相手が可愛いとさえ感じてしまいます。
今後は私も「余は立腹じゃ」「プリプリ、おかんむり」と言うことにしましょう。

そもそも、私たちを怒らせるものの正体は何なのでしょう?「~は、こうあるべき、という理想と現実のギャップ」だと関さんは分析、「コントロール不可能なことを変えようとするからイライラするのです。さして重要でないことは放っておきましょう」としたうえで、「怒りの性質として、高いところから低いところ(親から子、上司から部下)へ流れる、身近な対象(家族)にほど強くなる、ということがあります。アンガーマネジメントで怒りの連鎖を断ち切ることが大切」と締めくくりました。

アンガーマネジメントは1970年代のアメリカで、犯罪者への矯正プログラムとして体系化されたそうです。これに触れた安藤さんという日本人が母国に持ち帰り、2011年に協会を設立、最近は「パワハラにならない叱り方講座」など、広汎な活動に取り組んでいます。

自分の価値基準を他人に当てはめ、思い通りにならないからとイライラしたって、ガン細胞の温床を作るだけだものね。うまく自分の感情をコントロールしたいです。

それにしても最近イライラするのは、直進信号が赤になったからといって、停止線のかなり手前からカタツムリレベルにスピードダウンするドライバー。俺は右折レーンに入りたいんだよ。ああ、右折信号も赤になっちゃったじゃないか、ムカ業火ファイヤーだぜ、まったく。

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