レタスの育て方・レシピ

ハロウィンの頃に収穫を目指して、サニーレタスをポット撒きしました。長さ5mの畝一列分で15ポットです。
暑さに弱いレタス、涼しくなってくる季節を迎え、畝一列づづ一週間の時間差で植え付け、雪の降りだす頃まで食卓の彩りにする魂胆です。

レタスの種まきから収穫までの日数は、約60日〜70日です。

根は浅根性で、こまかい根が表層に多く分布します。そのため、乾燥に弱く、土壌水分が不足すると葉の生育が悪くなり、結球が抑えられてしまいます。一方で、多湿にも弱く、とくに高温多湿時は病気が発生しやすくなります。
また、酸性にも弱いため、土壌酸性度(pH)を適正に調整しておきましょう。pHは6.0〜6.5が目安です。

有機質に富み、通気性、排水性、保水性に優れた土壌に畝を立てます。連作障害を避けるため、同じ場所での栽培間隔を2〜3年あけるようにします。

肥料が足りないとうまく巻かないことがあるので、元肥は多めに入れます。

レタスは、キク科特有の香りがアブラナ科につく害虫を防ぐ効果があります。中でも、レタスとアブラナ科のキャベツは共に低い温度を好み、生育する環境が似ているため、混植にオススメです。

家庭菜園では短期間で育つ非結球タイプが作りやすくてオススメ。

春まきと夏まきができ、夏まきは高温下で休眠している種を冷やし、休眠打破してからまきます。

ポット(7.5~9cm)まきでは真ん中にわずかな凹みをつけ、タネを4~5粒まきます。レタスは「好光性種子」のため、種まきの際の覆土は極力薄く、タネがわずかに隠れる程度にします。覆土後、たっぷりと水をやりますが、タネや覆土が流れないように注意します。
ポットは雨が直接当たらない、風通しのよい場所に置きます。

ポット苗は日光には充分当てますが、夏まきは涼しく管理して育苗します。夜に水分が多いと徒長の原因になるため、水やりは朝に行います。

高温を嫌うので、夏まきの定植のときは、夕方の涼しい時間帯に定植するようにします。

レタスは水が不足すると、葉が固くなり美味しくなくなります。乾燥しているようであれば、適度に水やりを行いましょう。

植え付けから2週間後、1回目の追肥を株間に施します。さらに葉が巻き始めた頃、同様に2回目の追肥を株間に施します。
レタスの葉は柔らかくて傷が付きやすく、そこから病原菌が侵入することが多いので、追肥の際は傷つけないように気を付けましょう。

玉レタスの頭を押さえて、球がしっかり締まっていたら収穫時期です。株元を包丁などで切って収穫します。
切り口から出る白い液体は、切口を赤く変色させるので拭き取っておきましょう。この液体の成分は「サポニン」で、食欲増進、肝臓や腎臓の機能を高める働きがあると言われており、食べても害はありません。

リーフレタスの場合は、葉数が充実し、株の直径が25〜30cmくらいになったら株ごと収穫します。
また、株を抜かずに下葉から摘み取っていくと、次にまた新しい葉が育つので、長く楽しめます。(葉をつけながら上に伸びていきます。)

一番美味しい収穫の時間帯は、水分を葉に蓄えている早朝です。(夕方になると苦味が出ます。)

冷涼な気候を好みますが、結球してから寒さにあたると味が落ちるので、霜が降りる前に収穫を終えるようにしましょう。

レタスの病気

ふち腐れ(チップバーン)= 土のカルシウム不足が原因で、葉のふちの部分が腐ります。石灰(カルシウム)や、微量要素を含む堆肥を施して、しっかりと土作りをすることが大切です。また、塩化カルシウムなどの葉面散布で防ぐことができます。

タケノコ球 = 結球前期に過剰育成が起こり、結球葉が立ち上がって螺旋状に結球した変形球。結球期の高温、窒素肥料の過多などが原因です。

軟腐病(なんぷびょう) = 株の根元または表面の葉からベトベトした状態で腐り、独特の悪臭を放ちます。

 

レタスの冷蔵

【方法1】芯の底を薄く切り、ひとつまみの小麦を切り口に塗り付ける。

【方法2】芯を抜いて、濡らしたキッチンペーパーを詰める。

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