ジョージアにイスラエル、ブルガリア。珍しいワインが勢ぞろい

月例のワイン会、本日は、過去に提供された各国のワインから厳選、ジョージアのオレンジワインからブルガリア・イスラエルワイン、フランスの貴腐ワインまで、バラエティー豊かな6本を楽しみました。

会場はいつもの「BOSCO」さん。それぞれしっかりと味を利かせた前菜が、ワインに良く会います。ガーリックの風味に、食欲が駆り立てられました。

 

 

 

過去に頂いたワインを振り返りながら、私も「クイズ」を作成・出題いたしました。
こうして思い出してみると、さまざまな国の美味しくて珍しい、そしてコスパの良いワインを頂きました。主催の椿さんのセンスと努力に、頭が下がる思いです。

【クイズ 1】私の記憶に残るワインの一つは、2017/05/20に頂いたチリワインの「ビーニャ・バルディビエソ / Vina Valdivieso」です。

チリワインのコスパが良い理由として、土地代や人件費の安さ・大規模生産による生産効率の高さが挙げられますが、もう一つの大きな理由は何でしょう? 【2017/11/25】

 

2.  1995年のラグビーワールドカップ、南アフリカチームがニュージーランドを下して優勝するまでの軌跡 (奇跡) を描いた映画が、「インビクタス/負けざる者たち」(2009年・アメリカ) です。
この映画は、整備されたグラウンドでラグビーの練習をする白人の若者たちと、それとは対照的な情景が描かれて物語がスタートします。アパルトヘイトの象徴ともいえるこのシーンとは、どんな場面だったでしょうか? 【2017/08/11 シャルドネ白ワイン五か国飲み比べ】

 

3.  白人弁護士アラン・ネルソン氏が、子どもの頃からの夢だったワイナリーを購入し、南アフリカ・ケープタウン郊外に「ネルソンズ・エステート」を開業したのが1988年。彼は黒人労働者を集め、二つの約束をしました。

一つは、現物支給が一般的だった給料を現金で支払うこと、もう一つは、農園のワインが賞を獲得したら何かプレゼントしよう、というものでした。

その後、農園のワインは1994年から三年連続で金賞を受賞、ネルソン氏が黒人労働者に贈ったプレゼントとは何だったでしょう?

【2017/08/11 シャルドネ白ワイン五か国飲み比べ】

 

4.  カリフォルニアのシリコンバレーで働いていた女性が、自国へ帰国して開いたワイナリーが、今では国内トップブランドに成長しました。

彼女の出身国とは、どこでしょう? 【2016/09/17 高コスパワインを飲み、地球を2周する会】

 

5.  イタリアワインには「シロッコ」、南アフリカワインには「ケープドクター」が、ワインに大きな影響を与えます。両者はいったい、何のことでしょう?  【2017/07/29 南半球のヌーボー4種類を楽しむ会      2017/10/28 イタリアワイン特集】

 

 

【解答 1】関税率。日本とチリはEPA(経済連携協定)を結んでいるため、他国のワインと比べると輸入でかかる関税が安く済みます。本来のワインの関税15%に対して、チリワインは段階的に関税が引き下げられていて、2017年4月に3.5%→2.3%となり、2019年にはゼロになりました。

【解答 2】フェンスで隔てられた隣の原っぱで、裸足でサッカーをしている黒人の少年たち。
なお、この大会で日本は、200点近い得失点差で予選敗退という、ワールドカップ史上のワースト記録を打ち立てています。

【解答 3】ブドウ畑。畑を手に入れた黒人労働者たちは、無償の技術支援を受けながら「クレイン・ビギン (小さな始まり)」という協同組合を設立、1998年、初の黒人生産によるワイン「ニュー・ビギニングス」を世に送り出しました。

【解答 4】インド。ムンバイから北東180km、海抜610mの高地に、ラジーブ・サマントさんが「スラ・ヴィンヤーズ」を設立しました。

【解答 5】風。「シロッコ」はサハラ砂漠から吹く暖かい風で、イタリアワインを作り出します。「ケープドクター」は南極から吹く冷たく乾燥した風で、南アフリカのブドウを病気にかかりにくくしています。

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