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季節外れの大雪にまさかの停電。が、災害対策偏差値は意外に高かった。

低気圧と寒気の影響で関東甲信は未明から広い範囲で雪となり、東京都心で1センチの積雪を観測しました。東京では今月22日に桜の満開が発表されており、満開後に都心で雪が1センチ以上積もるのは51年ぶりとのことです。

一昨日は快晴で土埃が舞っていた美麻でも、あれよあれよという間に雪が降り積もり、昼過ぎには積雪が30cm近くに達しました。湿った雪は屋根に積もることなく、次々と轟音とともに滑り落ちていきます。
 

昨日は雨だったので畑作業もせず寝てばかりいたため、今朝は未明に目が覚めました。目が冴えてきたのでブログでも書こうと、パソコンのキーを叩いていたところ、明け方5時頃、電灯がショートしたようにパチッと一瞬、暗くなりました。

この時すぐに、データを保存しておくべきでした。反省点です。

何かな、と思っているうちに電灯もパソコンも真っ暗になってしまいました。外を見ると街灯も消えており、ぼうっと、ほの白い世界が、しんしんと雪の底に眠っています。

仕方なく再び布団にもぐり込んで、二度寝を決め込みます。
 
10時過ぎ、職員の出勤を待って「管理棟」を訪れると、「八坂地区も含めて停電中。中電が復旧作業にあたっている」とのことでした。倒木による電線の断線が、停電の原因。この時期特有の、湿った雪の重みに、木も耐えかねたようです。

停電で問題になるのは暖房の確保です。ファンヒータータイプの器具は、ガスや灯油の燃料がいくらあっても、ファンを回すための電気がないと役に立ちません。

幸いにも、昔ながらの石油ストーブがあり、災害時には一番頼りになる暖房手段だと見直しました。

石油ストーブのネックは、家庭での灯油の保管で、ポリタンクで1年以上保管した灯油は変質劣化して危険と言われます。しかし現実には、できるだけ涼しいところで、直射日光が当たらないように保存すれば問題無いと思われます。ただし、ストーブ内の灯油は完全に抜くか、燃焼し切ることは必要です。

湯たんぽやカセットコンロ、自動車のシガーソケットも、いざという時は大きな力を発揮しそうです。

 
復旧の目途が立たない中、au の回線を利用している Wi-Max のwifiルーターが、圏外表示になってしまいました。こんな時に限ってどうして。私のスマホはキャリアとの契約を解除してしまったので、wifi エリアに入らないと機能しないのです。

何だか少しずつ世界から孤立していくような不安感が、じわじわと襲ってきます。

「コーヒーでも飲んでちょっと落ち着こう」と思ったのですが、電動ミルが動かないじゃないですか。

そんなピンチを救ってくれたのが、キッチンカー内部の電源用に購入したバッテリーです。これたけでは電圧が12Vで家電製品には使えないので、インバーターで100Vに変換します。

結果、コーヒー飲みながらパソコンの作業も進めることができました。
 

12時30分には電気も無事復旧し、その10分後にはルーターのアンテナも3本立ちました。どこに建っているのかは知りませんが、auのアンテナ基地にもきっと、電力が必要なのですね。復旧作業のため、その供給元を一時的に休止したのでしょう。

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