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ストレスを力に変える方法を学びつつ、関係代名詞whatも勉強できた

「スタンフォードの『英語ができる自分』になる教室」という本を、友人から貸してもらいました。

スタンフォード大学の心理学者である著者、ケリー・マクゴニガル(Kelly McGonigal, Ph.D.) が、英語学習を続けるための実践的な戦略について、科学的な観点からアプローチしたものです。

私が特に印象的だったのは、「ストレスに対する見方を変える」という項目でした。

When you experience stress, your heart races  [réɪs / 疾走する], and you breath faster. / ストレスを感じると、心臓がドキドキして、呼吸が速くなります。

Usually, we interpret [ ɪntˈɚːprɪt / 解釈する, 通訳する] these physical symptoms as negative effects of stress. / 私たちはたいてい、こうした身体症状をストレスの良くない影響だと考えます。

What if you viewed them instead as signs that your body was energized? / では代わりに、そうした症状は、体が活性化した証拠だと考えたらどうでしょう。

What if you interpreted them as delivering more oxygen to your brain and body, to help you think better and perform to your full potential? / より多くの酸素を脳と体内に運び、もっとよく考えたり、自分の力を最大限に発揮して物事が行えるようになるのを助けるものだと考えたら、どうでしょうか。

同じ現象でも捉え方を変えるだけで、有益にも有害にもなるのですね。。

今回読んだのは左の書

1. 関係代名詞”what

本書を読み進める中で興味深かったのが、「~すること」という意味の “what” という英単語が、頻繁に使われていたことです。文法上の意味を調べたところ、「関係代名詞」の一つだったのですね。

関係代名詞whatの場合、先行詞が置かれていないことが最大の特徴です。具体的な何かではなく、漠然とした「物」や「こと」を説明する場合、”what” の中に、先行詞となるはずの the thing(s) が内包されているのです。

したがって what は、the thing(s) which [that] と置き換えることができます。

一般の関係代名詞(who, which, that)が形容詞節を作るのに対して、関係代名詞 what は名詞節を作ります。

したがって、主語や補語、または動詞や前置詞の目的語にも使うことができます。

レストランで注文したものと違うものがきたときなど、

This is not what I asked for.

などと言うことができます。

2. 主語として使われていたwhat

  • What you eat can increase your willpower. / 食べ物も意思力を高めてくれます。
  • Get started today,even if what you accomplish is less than ideal. / 達成する目標が理想的とはいえなくても、今日から始めましょう。

3. 補語として使われていたwhat

  • The strength that helps us is what I call “I want power”. / 私たちの助けとなる力は、私が「望む力」と呼ぶものです。
  • The only way to become what you imagine is to start today. / こうなりたいと想像する自分になれる唯一の方法は、今日から始めることなのです。

4. 動詞の目的語として使われていたwhat

  • I define willpower as the ability to do what matters most. / 私が定義する意志力とは、いちばん重要なことをやる能力のことです。
  • You tell them what you are going to do to reach your goal. / 目標を達成するために行なおうとしていることを、彼らに伝えましょう。
  • The prefrontal cortex is to be able to control what‘s happening in the middle parts of brain. / 前頭前皮質が、脳の真ん中で起きていることをコントロール出来るようになるります。
  • You get better at leaning how to pursue what matters . / 重要なことを追求する方法を身につけるのが上手くなります。

5. 前置詞の目的語として使われていたwhat

  • That’s the ability to be really clear about what your goals are. / これは自分の目標は何なのかをはっきりさせる力です。
  • The brain responds to what we ask it to do. / 脳は、私たちがやれと言ったことに応じてくれます。
  • I ask myself. Am I spending my energy on what I said was most important to me? / 私は自問します。自分にとって最も大切だと言ったことに力を注いでいるだろうか、と。

6. 先行詞を持たないwhat以外の関係代名詞

以下の文の関係代名詞はwhat ではありませんが、先行詞がないように思います。詳しく調べる必要がありそうです。

  • Try to figure out what step you can take right now, even if it feels like the gap between where you are today and where you want to be is huge.
    / 今やれることは何であるかを考え出すようにしましょう。たとえ今日の自分と、なりたい自分のギャップがとても大きく感じられても。(この what step という使い方もよく分かりません)
  • It’s not about what I want to achieve. it’s about how I want to approach life.
    / 何を達成したいかではなく、人生にどう取り組みたいかです。

    We are bombarded by stories about how stress can make you sick, depressed, distracted or lonely.
    / ストレスがあると病気になったり、気分が滅入ったり、気が散ったり孤独になったりする ことがある、といった話ばかり聞かされています。

    I want to remind you that the most important thing you can do is believe in your ability to become who you want to be.
    /  皆さんに出来る最も大事な事は、なりたい自分になれる力が自分には備わっていると信じることだ、と。

    As a scientist, I’m interested in which belief about willpower is more true.
    /  私は科学者として、どちらの考えがより正しいのだろうかということに関心があります。

    What you do today determines who you are tomorrow.
    /  今日あなたのすることが、明日のあなたを形づくるのです。

    This is when you let yourself be inspired by imagining your improved future self but fail to take any real action.
    / これは、良くなった将来の自分を想像することでやる気を出すものの、実際の行動に移さないことを言います。

    When you are willing to do what is difficult now, it becomes easier in the future.
    /  今困難な事をやるのを厭わなければ、それはこの先、今より簡単になります。

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